【F1】第9戦イギリスGP

F1・第9戦イギリスGPの結果と感想。

予選

土曜日の公式予選によるスターティング・グリッドは以下の通り。

  1. L.ハミルトン / マクラーレン
  2. K.ライコネン / フェラーリ
  3. F.アロンソ / マクラーレン
  4. F.マッサ / フェラーリ
  5. R.クビサ / BMWザウバー
  6. R.シューマッハ / トヨタ
  7. H.コバライネン / ルノー
  8. G.フィジケラ / ルノー
  9. N.ハイドフェルド / BMWザウバー
  10. J.トゥルーリ / トヨタ
  11. M.ウェバー / レッドブル
  12. D.クルサード / レッドブル
  13. A.ヴルツ / ウィリアムズ
  14. R.バリチェロ / ホンダ
  15. S.スピード / トロロッソ
  16. V.リウッツィ / トロロッソ
  17. N.ロズベルグ / ウィリアムズ
  18. J.バトン / ホンダ
  19. A.デビッドソン / スーパーアグリ
  20. A.スーティル / スパイカー
  21. 佐藤琢磨 / スーパーアグリ
  22. C.アルバース / スパイカー

初の母国GPとなるハミルトンのポールポジションは今季3度目、過去2回ともポールトゥウィンを達成していることから周囲の期待が集まる。 ライコネンは予選最終アタックの最終コーナーで痛恨のミス、ハミルトンにコンマ1秒差でポールを奪われている。 トヨタの2台は共にQ3進出、R.シューマッハの6位は今季最高グリッド。

決勝

佐藤琢磨は予選で使用したレースカーからスペアカーに乗り換え、ピットからのスタート。 また、4番グリッドのマッサがフォーメーションラップ後にマシンの不調を訴えピットイン。エクストラフォーメーションラップが行われ、マッサはピットレーン出口からのスタートに。 エクストラフォーメーションラップが行われたことにより、レースは全59周となった。

スタート直後、第1コーナーに向かってライコネンがハミルトンに仕掛けようとするも、ハミルトンが見事にこれを凌いで先頭3台はそれぞれのポジションをキープ。 マッサが最後尾スタートとなったことで4番手にクビサ。R.シューマッハはスタートで失敗、後続に追い抜かれてしまった。

レース中盤、先頭3台の順位が大きく動く。 最初にピットインしたハミルトンがライコネンにすぐ後ろまで追いつかれ焦ったのか、給油が終わる前にアクセルを踏んでしまう。先週アルバースが同様のミスを犯し、給油ホースを付けたままコースイン、リタイアした上に罰金を科せられたばかり。幸い(?)、すぐに気付いたハミルトンは停止、事故やリタイアには繋がらなかったものの大きくタイムロス。直後にピットインしたライコネンにトップを奪われてしまう。 さらにその数周後、先頭3台では最後にピットインしたアロンソが短いピットストップでコースイン。トップに立ったばかりのアロンソからその座を奪った。

通常通り給油を行いハードタイヤを選択したライコネンに対し、短めの給油+ソフトタイヤを選択したアロンソがそのままライコネンを引き離す。 しかしレース終盤、少ない燃料で走っていたアロンソが先にピットイン。ライコネンはその後も周回を重ね、軽くなったマシンでアロンソとのタイム差を稼ぎ、2回目のピットストップで見事トップに返り咲き、そのままチェッカー。 ポールトゥウィンが期待されたハミルトンは残念ながら3位に終わったが、これで9戦連続表彰台。というかルーキーが3位であることに「残念ながら」という表現を使われてしまう辺りが彼のすごさを物語っているのだろうか。

しかし今回それ以上にすごかったのはピットからスタートしたマッサ。スタート直後から次々と前方のマシンを抜き去り、1回目のピットストップの時点で7位に。 しかし最後までクビサを抜くことができず最終的には5位でフィニッシュ。赤いマシンが後方からスタートし、次々と他のマシンを抜き去っていく姿は全盛期のミハエル・シューマッハを思い起こさせると共に、フェラーリの完全復活を裏付けた。

ライコネンはこれで今季3勝目。優勝回数だけなら全ドライバー中トップとなる。チームとしてもフェラーリが5勝目、マクラーレンは4勝。 ただしドライバーズポイントでは依然ハミルトンがトップ、チームとしてもマクラーレンがトップに君臨している。

ホンダの2台は他のチームが2ストップ作戦を採る中、唯一1ストップ作戦を採用。ポイントこそ逃したもののバリチェロが9位、バトンが10位と先週に続き復活の兆しが見えてきた。 マシンは今季初頭の不調から復活し、かなり良くなってきている模様。ただここ1発のスピードに欠けており、予選で成績を残しにくい状況に陥っている模様。残りのシーズンでの活躍に注目したい。

トヨタの2台は予選で好成績を残したものの、決勝では2台ともリタイア。スーパーアグリのデビッドソンも途中リタイアしている。 ピットからスタートした佐藤琢磨は完走、14位でフィニッシュしている。

第9戦イギリスGP決勝リザルト

  1. K.ライコネン / フェラーリ
  2. F.アロンソ / マクラーレン
  3. L.ハミルトン / マクラーレン
  4. R.クビサ / BMWザウバー
  5. F.マッサ / フェラーリ
  6. N.ハイドフェルド / BMWザウバー
  7. H.コバライネン / ルノー
  8. G.フィジケラ / ルノー
  9. R.バリチェロ / ホンダ
  10. J.バトン / ホンダ
  11. D.クルサード / レッドブル
  12. N.ロズベルグ / ウィリアムズ
  13. A.ヴルツ / ウィリアムズ
  14. 佐藤琢磨 / スーパーアグリ
  15. C.アルバース / スパイカー
  16. V.リウッツィ / トロロッソ

リタイア

  • J.トゥルーリ / トヨタ / 原因不明
  • A.デビッドソン / スーパーアグリ / メカニカル
  • S.スピード / トロロッソ / アクシデント
  • R.シューマッハ / トヨタ / ホイール
  • A.スーティル / スパイカー / エンジン
  • M.ウェバー / レッドブル / 油圧系

次回のF1

次は7/20(金)~7/22(日)にドイツ・ニュンブルリンクにてヨーロッパGP。というわけで来週はお休み。久々に日曜に夜更かししないで済みそうだ :-)

tags: F1

posted by SHOGO

コメント

シーズンもそろそろ半ばで、今後がいろいろ言われてきてますねー
デビューイヤーの総合チャンピオンはいないので、期待っちゃー期待ですが、そんなのより、連続表彰台が気になるのは僕だけでしょうか?

posted by とも|2007-07-10 00:03:01|

デビューイヤーの総合チャンプって、いないでしたっけ?
あれ、どっちだったかな(トオイメ

posted by とも|2007-07-10 00:03:51|

F1が始まった1950年を除けばいないかも。
↑を除けばジャック・ビルヌーヴがデビューの翌年にワールドチャンピオンになったのが最短だと思う。

posted by SHOGO|2007-07-10 10:58:17|

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