studiofly.blog

あなたはエスカレーターを利用する時、「ベルトにつかまり、ステップの中央に乗って」いますか？ 今日は、エスカレーターに関するマナーのお話。

首都圏では左側、関西圏では右側に寄り、急いでいる時はその反対側を歩くのが当たり前、慣習であると思っている人は多いと思う。しかし、実はそれは単なる思い込みであることをご存じだろうか。

社団法人エレベータ協会のWebサイトでは「エスカレータ内での歩行は危険である」「そもそもエスカレーターは立ち止まって利用することを前提として設計されている」という旨の注意書きがズラリ。 毎日新聞の記事によれば、東京消防庁も「エスカレーターは歩くとバランスを崩しやすく、他の利用者と接触する恐れがある。歩くことは避けるべきだ」と指摘している。

自分は東京在住なので他の地域のことはわからないが、都心では少し前からエスカレーターの周囲に「エスカレーター内の歩行は危険です」との注意書きがされるようになっている。 しかし忙しい(？)都会の人達はそんな注意書きには目もくれず、立ち止まっている乗客に「邪魔だ」と言わんばかりの勢いで歩く奴すらいるのが現状だ。 高齢者や小さな子供、障害者も利用していることを考えれば、狭いエスカレーター内をすり抜けるように歩くことがどれだけ危ないか、考えるまでもないと思うのだが。

先ほど挙げた毎日新聞の記事について2ちゃんねるでもスレが立ったのだがそこでの反応も様々だ。

「右側を空けることは当然。空けないのは嫌がらせとしか思えない。 」
「歩いてる奴に舌打ちされるのが嫌だから左に立ってる。」
「エスカレーターにのって歩く奴なんなの？そんなに歩きたい、早く行きたいなら階段上れや！」

ちなみに俺は3番目の意見に同意。時間がないとか言う「個人的な都合」でエスカレーターに乗る全員を危険に晒さないでくれ。 「急いでいる」のがそんなにエライのか？急がざるを得ないなんて大半は時間にルーズなせいでギリギリになってるか、スケジュール調整や移動時間の見積りが甘いヘタレじゃないか。大きな駅の長いエスカレーターで歩いてる馬鹿が転けて、将棋倒しにでもなったら一体どれだけの人間が怪我をすることになるのか、想像することもできないのだろうか？「歩きたい人と歩きたくない人、お互い相手のことを考えてゆずり合うべきだ」なんて詭弁を繰り出す阿呆もいるが、他人のことを考えたら歩かないのが一番だろう。

今回の記事を書くに当たって色んなページを見つけたので参考までにどうぞ。

• 安全・快適にご利用いただくために … 前出の社団法人エレベータ協会のページ。
• そろそろエスカレーターの歩行について考えてみよう … 個人のブログ記事だが、かなり色々調べられていた。