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投票前の大筋の予想通りというか、むしろ予想以上に民主党が票を伸ばし、自民党が大幅に議席を減らす結果となった。これにより、自民党は27議席減って83議席、民主党は28議席を増やして109議席。自民党と連立を組む公明党も議席を減らし、与党系無所属議員を足したとしても与党系議員は105議席と民主党単独の議席数にすら及ばず、今後参議院の主導権は民主党が握ることとなる。

さて、気になるのはなぜ民主党がここまで議席を伸したかであるが、Yahoo!による調査によれば他の政党に魅力がなかったという回答が大半を占めている。ネットユーザー限定の調査であることを加味したとしても、かなりの大多数が「他がろくでもないし、今回は民主党にでも入れておくか」となったわけだ（あれ、某野党がこんなこと言ってなかったか？ｗ）。

要するに、どの党の政策が～と言った観点はあまり重視されず、「他の政党＝自民党＝安倍政権があまりにもアレだから」という理由で自民から民主に票が流れたと見るのが妥当ではないだろうか。

国民の安倍離れが著しいことは明らかだ。例えばテレビでも同じ事を言っていたが、参院選.comの記事によれば「安倍総理は空気が読めてない」という意見がある。確かに安倍総理は空気が読めていないようだ。相次ぐ閣僚のスキャンダルに対する総理の対応を見ても明らかに国民の「空気」を読めていないとしか思えない。例えば、スキャンダルが発覚した時点で「総理から厳しい叱責を受けた」となるだけでも少しは違うし、事と次第によっては即座に更迭を検討するべきだろう。しかし安倍総理のスキャンダル対応はと言えば「まず擁護」だ。総理が擁護するから批判はいつまで経っても続き、「任命責任」なんて騒ぎになり、非難は総理にまで飛び火する。久間元防衛大臣の時なんて最悪だ。国民感情を考えれば彼の原爆発言は即更迭だろう。しかし総理は彼を擁護し、事態が悪化してからやっと更迭したわけだが、これでは「決断力不足」の上に「一貫性に欠ける」とマイナス面ばかりが目立つ。小泉フィーバーに見ればわかるとおり、日本国民は強いリーダーを求めているように思う。安倍総理の姿勢は明らかにその理想像からかけ離れている。結果、話題となっているカメラ目線に象徴されるように総理の主張や思想は国民に伝わらず、気持ち悪いとまで言われる始末。空気を読めない安倍総理では何をやってもマイナスにしかならないだろう。自民党内部でも安倍総理では次の選挙は戦えないなんて意見も出ているが、安倍総理の後任、いわゆる「ポスト安倍」となる人物が党内にいないからどうしようもない。

というわけで今回の選挙は「他の政党＝自民党＝安倍政権に魅力がない」ことにより民主党に票が流れた結果と言えるだろう。しかし、「今回は」民主党に投票したという人達に問いたい。本当に民主党で良かったのか。マスコミの喧伝する「二大政党」とやらに踊らされてはいまいか。以下にリンクするページを読めばよく考えずに民主党に投票することがどれだけ恐ろしいかがわかるはずだ。

• 民主党マニフェストに書かれた売国政策　～民主党に投票できない理由～
• 売国野党は日本に不要…反日国家と結託する民主党
• 韓国の反日デモに参加する民主党副代表(当時)岡崎トミ子

当然、知ってて民主党に投票しているのならば何も言うことはないんだけども。