【F1】第10戦ヨーロッパGP

F1・第10戦ヨーロッパGPの結果&感想~。

予選

土曜日の公式予選によるスターティング・グリッドは以下の通り。

  1. K.ライコネン / フェラーリ
  2. F.アロンソ / マクラーレン
  3. F.マッサ / フェラーリ
  4. N.ハイドフェルド / BMWザウバー
  5. R.クビサ / BMWザウバー
  6. M.ウェバー / レッドブル
  7. H.コバライネン / ルノー
  8. J.トゥルーリ / トヨタ
  9. R.シューマッハ / トヨタ
  10. L.ハミルトン / マクラーレン
  11. N.ロズベルグ / ウィリアムズ
  12. A.ヴルツ / ウィリアムズ
  13. G.フィジケラ / ルノー
  14. R.バリチェロ / ホンダ
  15. A.デビッドソン / スーパーアグリ
  16. 佐藤琢磨 / スーパーアグリ
  17. J.バトン / ホンダ
  18. S.スピード / トロロッソ
  19. V.リウッツィ / トロロッソ
  20. D.クルサード / レッドブル
  21. A.スーティル / スパイカー
  22. M.ヴィンケルホック / スパイカー

前走イギリスGP終了後、スパイカーのクリスチャン・アルバースが成績不振を理由に解雇され、代わりにテストドライバーのヴィンケルホックがスポット参戦。 ハミルトンは予選Q3で大クラッシュを起こしてリタイア、ヘリで病院へ搬送される事態となった。幸い大事には至らなかったものの、デビュー以後最低グリッドの10番グリッドからのスタートとなった。 ライコネンのポールポジションは今シーズン2度目(通算13度目)。ヨーロッパ3連戦を2連勝中であり、3連勝なるか?でも今回のサーキット(ニュルブルクリンク)との相性悪いんだよねぇ……。 トヨタ勢は前回に引き続き2台ともQ3進出、ホンダも相変わらずの位置。アグリの2台が共にQ2に進出したのはスペインGP以来。

決勝

レースは大波乱の幕開けとなった。

スタート直後にサーキットを激しい雨が襲ったため、1周目から各車次々とピットイン、レインタイヤに交換した。しかし3周目の1コーナーでまずバトンがコースアウト。それを皮切りで同コーナーでハミルトン、ロズベルグ、スピード、スーティル、そしてリウッツィがコースアウト。1コーナーのランオフ・ゾーンに6台が同時に突っ込むという異常事態となった。即座にイエローフラッグが振られ、セーフティカーが入る。コースアウトした6台のうち、ハミルトンだけがなんとかレースに復帰するも、4周目にはレッドフラッグが振られ、レースは中断された。この時点でのトップは、なんとスポット参戦のヴィンケルホック(スパイカー)。彼はスタート前にレインタイヤに変更し、ピットスタートを選択していたため、各車がピットインした隙にトップに躍り出ていたのだ。

20分ほどで雨は上がり、セーフティカー先導によるローリングスタートでレース再開。再開するやいなや、ヴィンケルホックはマッサ、アロンソらに次々とオーバーテイクされ、あっさりと順位を落としていった。 ハミルトンは早々にドライタイヤに交換し、最後尾からの追い上げを計る。

レース終盤、残り8周の段階で「7分以内に雨が来る」との公式発表。直後、サーキットのいくつかの場所では少しずつ雨が降り始めた。雨は徐々に強くなり、コースに残っていた各車は再びレインタイヤに変更。 タイヤを交換した途端、トップを走行していたマッサのペースが落ちる。そこをアロンソに半ば無理矢理追い抜かれ、そのままフィニッシュ。アロンソが今シーズン3度目の優勝、マッサは2位。

注目のハミルトンは最後尾から追い上げを見せるも9位に終わっており、連続表彰台記録は「9」で終わった。ライコネンはレース中盤にスローダウン、35周目にピットレーン入り口でマシンが完全にストップ。リタイアしている。代わりに3位を獲得したのはレッドブルのウェバー。レッドブルが表彰台に登るのは昨シーズンのモナコ以来。ヴルツも最後の最後まで3位を争ったが無念の4位。

日本勢ではバリチェロが11位、12位にデビッドソン、13位にトゥルーリ。R.シューマッハは20周目にハイドフェルドと接触しリタイア。佐藤琢磨もその直後の21周目に油圧計のトラブルでマシンを止めてしまっていた。

ハミルトンがポイントを逃したことでドライバーズポイント争いは一気に拮抗。果たしてハミルトンの「デビューイヤーにドライバーズチャンピオン」の偉業は成るのか。

第10戦ヨーロッパGPリザルト

  1. F.アロンソ / マクラーレン
  2. F.マッサ / フェラーリ
  3. M.ウェバー / レッドブル
  4. A.ヴルツ / ウィリアムズ
  5. D.クルサード / レッドブル
  6. N.ハイドフェルド / BMWザウバー
  7. R.クビサ / BMWザウバー
  8. H.コバライネン / ルノー
  9. L.ハミルトン / マクラーレン
  10. G.フィジケラ / ルノー
  11. R.バリチェロ / ホンダ
  12. A.デビッドソン / スーパーアグリ
  13. J.トゥルーリ / トヨタ

リタイア

  • K.ライコネン / フェラーリ / 油圧系
  • 佐藤琢磨 / スーパーアグリ / 油圧系
  • R.シューマッハ / トヨタ / アクシデント
  • M.ヴィンケルホック / スパイカー / 油圧系
  • J.バトン / ホンダ / スピン
  • A.スーティル / スパイカー / スピン
  • N.ロズベルグ / ウィリアムズ / スピン
  • S.スピード / トロロッソ / スピン
  • V.リウッツィ / トロロッソ / スピン

次回

次は8/3(金)~8/5(月)のハンガリーGP。ハンガロリンクは昨年ホンダが第3期初優勝を飾った記念すべきサーキット。色々と楽しみだ。

tags: F1

posted by SHOGO

コメントを投稿する

name:
e-mail:
url:
comment:

この記事のトラックバックURL