【F1】第11戦ハンガリーGP

F1・第11戦ハンガリーGPの結果やら感想やら。

昨年スーパーアグリからF1に参戦し、今季は同チームのテストドライバーを務めながらGP2に参戦していた山本左近がスパイカーの新レギュラードライバーに抜擢され、今回から参戦する。さらにトロロッソのスコット・スピードが解雇され、その代役にアメリカGPでクビサの代役を務め見事8位入賞を果たしたあのセバスチャン・ベッテルが就任。 2人はこのハンガリーGPからF1にレギュラー参戦する。

予選

土曜日の公式予選によるスターティング・グリッドは以下の通り。

予選Q3はマクラーレンの2台がポールポジションを争う展開に。しかしハミルトンがデビュー以来初めてチームの指示を無視したことでマクラーレンのピット戦略が乱れる。そして残り2分、アロンソ2度目のピットインで事件は起こった。アロンソがピット作業が終了した後も30秒ほどスタートせず、後ろで待たされたハミルトンは最終アタックを行えず、逆にアロンソにポールポジションを奪われてしまったのだ。

このトラブルに対してFIAはアロンソに対して決勝5グリッド降格、さらにマクラーレンのハンガリーGPにおけるコンストラクターズポイント無効の裁定を下したことにより、アロンソは6番グリッドからのスタートとなった（詳しくはhttp://www.f1-live.com/f1/jp/headlines/news/detail/070805135525.shtml,F1-Live.comの記事を参照）。

他にも、G.フィジケラが山本左近への妨害を行ったとして同じく5グリッド降格のペナルティを受け、13番手スタートとなっている。

決勝

予選が異例の大荒れとなったのとは対照的に、決勝は大きな波乱もなく進行した。

スタートでハイドフェルドをかわしたライコネンが終始ハミルトンとバトルを展開、コンマ数秒差にまで詰め寄るシーンが続いたが結局最後まで抜くことはできず、ハミルトンが見事3度目のポールトゥウィンを達成した。 3位争いはハイドフェルド対アロンソ。こちらもコンマ数秒差の戦いとなったが、やはりハイドフェルドが最後まで守りきり、アロンソは4位に終わっている。

以下クビサ、R.シューマッハ、ロズベルグ、コバライネンまでがポイント圏内。R.シューマッハの6位は今シーズン最高位。同じトヨタのトゥルーリは10位。ホンダの2台はバリチェロが完走18台中18位、なんとスパイカーの後塵を拝してしまった。さらにバトンは35周目でリタイアと、不調の今シーズンにおいても特に、と言いたくなるような成績に終わってしまった。もう今シーズンのホンダは期待できないのかな……来年に期待したい。させてほしい。

スーパーアグリは琢磨が完走し15位、デビッドソンは41周目にフィジケラと接触してコースアウト、リタイアしてしまった。アメリカGPでデビュー戦8位入賞と、（ハミルトンのおかげで注目度は低いが）好成績を収めたベッテルは16位に終わった。まぁトロロッソだしこんなものだろうか。スパイカーでF1本戦復帰を果たした山本左近は最後尾スタート、4周目でリタイア。

第11戦ハンガリーGPリザルト

L.ハミルトン / マクラーレン
K.ライコネン / フェラーリ
N.ハイドフェルド / BMWザウバー
F.アロンソ / マクラーレン
R.クビサ / BMWザウバー
R.シューマッハ / トヨタ
N.ロズベルグ / ウィリアムズ
H.コバライネン / ルノー
M.ウェバー / レッドブル
J.トゥルーリ / トヨタ
D.クルサード / レッドブル
G.フィジケラ / ルノー
F.マッサ / フェラーリ
A.ヴルツ / ウィリアムズ
佐藤琢磨 / スーパーアグリ
S.ベッテル / トロロッソ
A.スーティル / スパイカー
R.バリチェロ / ホンダ

リタイア

V.リウッツィ / トロロッソ / 電気系
A.デビッドソン / スーパーアグリ / アクシデント
J.バトン / ホンダ / スロットル
山本左近 / スパイカー / アクシデント

次回

F1も夏休み、ということで次は8/24(金)～8/26(月)のトルコGPまでお預け。この夏休みが終わればいよいよ終盤戦。果たして新人によるワールドチャンピオン達成成るか。

tags: F1

posted by SHOGO

2007-08-05 23:59:59｜trackbacks(0)｜comments(0)｜▲

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